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越後屋

Author:越後屋
 アダルト限定のブログです。18歳未満の方は読まないでください。

 官能小説家越後屋と申します。SM変態小説を書いています。書いている本人も立派な変態です。それでもいいと言う方、よろしくお願いします。

『関西発文藝エロチカ』

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緊縛写真館
私は、作品の中だけでなく、現実でも緊縛を楽しんでいます。ここには、私の緊縛作品を掲載していきます。
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久しぶりのドラマ評
 久しぶりに面白そうなドラマに当たったので、さっそく宣伝を。

『わたしたちの教科書』

 学園ドラマと言うと、大人の言い訳に終始するものが多くて、実の
ところあまり好きではない。絶対悪の生徒たち。善意の第三者である
学校の先生。そして先生の善意に染まって生徒は過去の自分を全否定
し、過去の自分の人間性を全否定してまっとうな道に洗脳されていく。

 まあ、駄目教師の御伽噺だな。『女王の教室』見て感動している教
師に、自分や自分の子どもを絶対に任せたくない。

 だから、私が見る学園ドラマの前提条件は、教師が人間的な欠点を
抱え、自分自身も悩んでいること。生徒が成長するのに感化されて教
師も成長するという構成でないと見ない。

『GTO』も良かったが、主人公の鬼塚がちょっと美化されすぎてい
たので、まあ、三位かな。『チーム』、学園物と言っていいかどうか
分からないが、脚本家(君塚良一)が本気で問題に取り組んでいる姿
勢が読めて第二位。そして第一位は、同じ君塚良一脚本の『さよなら
小津先生』。華やかな人生から一転して挫折・転落、失意のどん底に
居るも、マネージメント技術を活用しながら問題児に接していく教師。
あくまで、問題を解決するのは生徒自身だという態度を貫いているの
と、生徒と一緒に、文字通り成長し、変わっていく小津先生がたまら
なく魅力的だった。

 今回のドラマは、この三本のドラマを足して三で割ったようなドラ
マ。問題を抱えた生徒たちを取り巻く大人たちがみんな問題児で、だ
からこそ学校問題に本気で取り組もうとする姿勢が見える。子どもた
ちの世界の重い雰囲気も、リアルだ。この閉塞感あふれた空気が、ゆ
っくりと浄化されていくのを、楽しみに見ていたい。

 現実の学校はそう簡単に浄化できないんだけどね。まあ、そこはド
ラマだから、カタルシスもありと言うことで。

 あんまり深く考えず、「だから今時の子どもたちは」とウダを上げ
て済ませたい大人は見ないように。おそらく、このドラマは本気です。